2007-01-01から1年間の記事一覧

LeopardにおけるJIS X 0213:2004(2004JIS)対応

それはともかく、iBookにLeopardをインストールしたので、取り急ぎ2004JIS対応についてお伝えしたい。とにかくインストールしたばかりなので、まだ十分には確認できない事情はご了解されたい。

Leopard製品発表会について

10月24日のエントリLeopard発売に際してアップルは発表会を開催せずを書いた翌日、あちこちのメディアによりLeopard説明会の記事が掲載された。たとえばこちらとかこちらなどなど。

Leopard発売に際してアップルは「大きな」発表会を開催せず

アップル広報は私からの問い合わせに答えて、今月26日に発売を予定しているLeopardに関して、アメリカ本社の指示により「大きな」製品発表会を開催しないことを明らかにした。これまで同社はOSのアップデートごとに多くの報道を招いて発表会を開いているが、…

漢字小委員会(第17回)

今日の午前中は漢字小委員会でした。大きなトピックとしては、新たに「漢字ワーキンググループ」が発足したこと。メンバーは以下の通り。 前田富祺(主査) 林史典(副主査) 阿辻哲次(京都大学) 沖森卓也(立教大学) 笹原宏之(早稲田大学) ベテランと…

アップル、10月26日出荷の LeopardでJIS X 0213:2004対応を発表

10月26日夜、アップルはMac OS Xの新バージョン「Leopard」を10月26日に出荷することを発表しました。中でも注目されるのが、本ブログでも再三言及してきたJIS X 0213:2004への対応。やはり噂どおりだったというわけです。すでに製品ページがアップデートさ…

マイクロソフト担当者が語る、JIS2004の混乱は「まだこれから」

昨日から横浜で開催されているTech Ed 2007 Yokohamaでのセッション、「Windows Vista: JIS2004とUnicode」に参加してきました。スピーカーはここ数年、同社で文字コードの標準化活動を担当している阿南康宏氏。セッションの内容そのものは、これまで同社が…

この頃の花火って本当にすごい

世田谷区たまがわ花火大会に行ってきました。新聞の購読者サービスのおかげで、打ち上げ地点間近のシート席に当選したもので。これでも10年ほど前は隅田川の近くに友達が住んでいたこともあって、毎年夏になると花火大会を楽しんでいたものですが、最近はと…

今年度の国語分科会/漢字小委員会の動き

そろそろ動きがあるだろうな思いつつ、暑さのせいかぼんやりしていたら、やはりとっくに動き始めておりました。国語分科会/漢字小委員会のことです。去る7月25日に、今年度初めての国語分科会並びに漢字小委員会が開催されておりました。 国語分科会(第35回…

第8回もじもじカフェ「写真植字の時代」

講師として登場するのは、今や伝説と化している杉浦康平氏による数々のデザインを支えた手動写植オペレーター、駒井靖夫さん。しかも丁寧なことに初日は駒井さんの仕事場で写植機を拝見した後、翌日会場をあらためてお話を聞くという構成。これは行かないと。

映画『TOKKO-特攻-』をみて

小熊さんはこの作品を反戦映画としてより、むしろ「理解不能なものを理解しようとする道程を描いた映画」として見たのだという。ほほう、それは面白そうだ。すこし時間があったので、さっそく見てきました。

パソコンのリプレース

ひきこもっていた間の最大のイベントはパソコンのリプレース。以前使っていたPowerMacintosh G4(アップルによるコード名で言うところの "Mirrored Drive Doors" ってやつ)は2003年の1月に買ったんだけど、これには本当に本当に苦労させられました。

東京国際ブックフェアで秀英体を拝見

前に日記を書いたのは何ヵ月前でしょうか。ちょっと悪いサイクルが重なって、どうにも字を書く気になれず、心身ともに引きこもりの日々を送っていた。こんな時、InDesignってのはいい相手になってくれますな。無から有を生む(原稿を書く)のでなく、既にあ…

「字体化け」考 (2)

字体化けと地名の関係について考えようと思ったんですが、ここで考えようとしている「字体化け」という言葉が、きちんと読んでくださる方にも伝わっているのか不安になってきたので、ちょっとこれについて詳しく書いておきます。

「字体化け」考 (1)

(1)といいつつ、4月23日のエントリのつづきです。たくさんのコメントありがとうございました。おかげで考えを深めることができました。寄せられた意見を踏まえつつ議論を深めていきたいと思います。

規格のアンチテーゼとしての「字体化け」

ここ数日『基本日本語活字見本集成本』のことを書き継いでいます。本当はJIS X 0212のことを書く予定でしたが、予定を変更して今日はこの原稿を書いた後、ずっと引っかかっていた「字体化け」について書くことにします。あ、その前に誠文堂新光社の編集さん…

もじもじカフェにいってきた

本日はもじもじカフェに参加してまいりました。一杯飲んでいい気分で帰宅したので、今日は軽めに。

『基本日本語活字見本集成本OpenType版』のこと (2)

昨日書き終わってから気づいたんですが、版元のサイトでもようやく紹介が始まったようですね。 基本日本語活字見本集成本 ぼくの名前が誤植だったりするのはご愛敬。ついでながら本の目次も間違っているという(さすがに記事では合っている)。それはさてお…

『基本日本語活字見本集成本OpenType版』のこと (1)

3月9日のエントリでも書いたように、下記の本に20ページほど原稿を書きました。 アイデア5月号別冊『基本日本語活字見本集成本OpenType版』 誠文堂新光社 A4判 全640ページ 4,410円(税込)

今日はお花見

ここ数ヵ月、ずっと心は紀元前13世紀の陜西省のあたりを漂っていて、これがなかなか気持ちよかったのだけれど、それもそろそろ一区切り。さすがに21世紀の日本に帰らないといけません。

ポッドキャストを公開

先日の京大での発表を、ポッドキャストにて公開しました。ぼくのカラオケなんでカラオケかっていうと、セミナーや発表って、一人でマイクを握って普段の思いの丈を存分に吐き出せるって行為な訳で、これってカラオケとよく似ているなあと思うのはぼくだけで…

ああ、終わった終わった

京大での発表、無事に終わりました。ああ良かった。肩の荷が下りました。こんなに充実した発表ができたのは、もしかしたら初めてかも。帰りの新幹線の中で、自分の発表の録音を3回も聞き直しちゃいましたよ。バカじゃないのと言わば言え。

ようやく一段落

1月後半から2月いっぱいは忙しくてろくに更新ができませんでした。 そんな苦労の末に、以下のような成果物が出ます。 アイデア別冊『基本日本語活字集成 OpenType版』(誠文堂新光社 発売日未詳、3月末〜4月初頭?) 東洋学へのコンピュータ利用 第18回研究セ…

シンポジウム「メディアで歴史を分かりたい、あなたのための“特別番組”」

明日は茨城大学で開かれる以下のシンポジウムにいくつもり。 メディアで歴史を分かりたい、あなたのための“特別番組”

Windows VistaにおけるMS明朝・MSゴシックの収録グリフ数

どうにもドツボにはまってしまいました。こんなことを始めなければよかった。

本日の一言「漢字など使わない方がいい」

異体字など何万も用意しなければならないなら、漢字など使わない方がいいと極端な意見に走りたくもなりますよ。――2007年1月17日19日付朝日新聞朝刊15面(東京本社12版)「対談IT時代の漢字」より 野村雅昭氏(早稲田大学文学学術院教授)の発言

自分を哀れんではいけない

夜遅く妹から電話。母がアルツハイマーであると医者が言っているという。広く知られているとおり、この病気を治す方法はみつかっていない。電話を切った後、いくつか出さなければならないメールを片づけると、とっくに締め切りの過ぎたゲラを持って、いつも…

サッダーム・フセイン、最期の言葉

フセインが12月30日、バクダッドで絞首刑に処せられた。その最後の様子をCNNは以下の記事で伝えている。 "Hussein buried in same cemetery as sons"(訳:息子と同じ墓地に葬られるフセイン) http://megalodon.jp/?url=http://www.cnn.com/2006/WORLD/meas…

あらたしく文字コード関連のサイトが開設

去年、なんどかメールをやり取りした岡崎浩さんが『備忘録』というサイトを開設したとお知らせくださった。まだきちんと読んではいないけれど、メールを拝読する限り篤実な方とお見受けする。その印象の通りならこのサイトも有用なものであるはず。今後の進…

あけましておめでとうございます

娘は27日から関西弁修行のため大阪留学中とあって、今年は夫婦二人で静かな年末年始。しかし仕事部屋の大掃除を始めてしまったものの、終わぬままに年始を迎えることになったのでした。うずたかく床に積み上がった本の山を片付けないことには仕事も始められ…