新常用漢字表

「第5回ワークショップ:文字」開催のお知らせ

8月11日、東洋大学白山キャンパスにて以下のような催しがあります。 第5回ワークショップ:文字―「現実」から見た改定常用漢字表― 主催者は文字研究会。ぼくは企画責任者を務めさせていただきました。内容は以下の通りです。

「常用漢字表改定に伴う学校教育上の対応に関する専門家会議」が始動

7月7日、文科省庁舎にて標記の会議が開催されました。既にいくつかの報道がなされています。 新常用漢字 学校対応検討へ(NHK) 常用漢字追加で文科省会議 中高での扱い、秋に結論(共同通信) 鬱・彙、書き方教えますか?専門家会議発足(読売新聞) 漢字の…

答申後に変更された改定常用漢字表

ご無沙汰しています。ふと振り返れば、今月初めての更新ですか。改定常用漢字表の方はというと、5月19日の第44回国語分科会をへて、6月7日に開催された第51回文化審議会総会にて何事もなく承認、文部科学省の坂田事務次官(川端文科相代理)に手渡されました…

「「改定常用漢字表」に関する答申案」を漢字小委員会が承認

23日、文部科学庁舎にて第42回漢字小委員会が開催、改定常用漢字表の答申案が承認された。2005年からつづけられてきた漢字小委員会での審議はこの日で終了。今後は上位組織である国語分科会での承認を経て、いよいよ文化審議会による答申へとすすむ(6月10日…

第41回漢字小委員会が開催(追記あり)

配付された資料は以下の通りです。 第41回漢字小委員会配布資料(PDF, 10MB) 遅れて到着したため、ぼくは今日の議事のうち後半1時間ほどしか傍聴できませんでした。また申し訳ないのですが、本日多忙につき、すぐに詳しい議事の報告ができません。資料2「「…

第40回漢字小委員会で、情報機器に配慮した修正案を提示(追記あり)

本日午前10時から漢字小委員会が文部科学庁舎にて開催されました。主な論点は以下のとおり。

改定常用漢字表の制定は年内ぎりぎり?

本日、文科省にて開催された第43回国語分科会の傍聴に行ってまいりました。

第39回漢字小委員会で「𠮟」等の字体問題が話題に[追記あり]

本日午後2時から開催された漢字小委員会は、パブリックコメント審議の2回目、いよいよ字体の問題が取り上げられました。他にもさまざまなことが話題になりましたが、今日は短くこのことだけを書き留めます。この問題について、詳細は以下をご参照ください。 …

第2次パブコメの審議が開始(第38回漢字小委員会)【追記あり】

本日午前10時から、文部科学省庁舎にて第38回漢字小委員会が開催されました。議題は、去年末に実施された第2次パブリックコメントで寄せられた意見の審議です。なお、配布資料は小熊さんのページから入手可能です。

第38回漢字小委員会が1月19日に開催決定

第38回文化審議会国語分科会漢字小委員会の開催について(御案内) 去年11月に実施された、改定常用漢字表へのパブリックコメントで寄せられた意見が、ここで審議される予定です。

改定常用漢字表試案への意見

以下は昨日締め切られたパブリックコメントへの応募原稿です。 はてな記法に従い整形したのと、送信後に発見した明白な間違いである文末の中線部以外は送信したそのものです。項目だけを以下に抜き出します。 〔総合〕漢字表の名称を『公共漢字表』にせよ 〔…

パブリックコメントへの応募(書きかけ先行公開版) [2]

パブコメ応募を考えている皆さん、頑張ってますか〜? その後、修整したり加えたりしたものを公開します。「頬、填、剥、叱」については、前回のエントリにあるような符号化文字云々はバッサリ削りました。今さら根幹部分に文句を言っても仕方ない。これは「…

再び、「頬、填、剥、叱」について

前のエントリでいただいたコメントを受けて、パブリックコメントの応募原稿のうちJIS文字コード関連の部分を書き直してみました。後半はほとんど変えていませんが、前半で改定常用漢字表が見落としている本質的なものを指摘できたように感じています。コメン…

パブリックコメントへの応募(書きかけ)先行公開版

以下は、パブコメへの応募用に書いたものです。まだ3分の2くらい。残りも順次公開していきます。もしも誤りがあったらご指摘ください。

文化庁、改定常用漢字表への意見募集を開始

本日から改定常用漢字表についての意見募集がはじまりました。 「「改定常用漢字表」に関する試案」に対する意見募集について 今回発表された試案は、今までのような画像ではなく、ちゃんとフォントが埋め込まれたものです。安岡さんがさっそく具体的なフォ…

第42回国語分科会が「改定常用漢字表」を承認

本日、午前10時より文科省庁舎にて第42回国語分科会が開催、ここで正式に「改定常用漢字表」が承認されました。これをうけて文化庁は2回目のパブリックコメントを今月中に開始することを発表しました。 パブリックコメントは、1ヵ月間受け付けられ、そこで寄…

漢字小委員会が第二次試案を了承

本日午前10時より学術総合センターにて第37回漢字小委員会が開催され、第1次試案で追加字種191字とされていたものから4字を削除、新たに9字を追加する内容の第2次試案が了承されました。これで追加字種は196字、削除字種は5字となり、結果として第2次試案で…

漢字小委員会が修正案を公表(追記あり)

小幅の変更にとどめた修正案 9月8日、東海大学校友会館にて第36回漢字小委員会が開催され、いよいよ修正案が公表されました。具体的な内容は、いつものように小熊さんが公開してくれた配布資料をご参照ください。

本日の漢字小委員会での議論を考える

さてさて、新聞社・通信社の記事もある程度出揃ったようです。 字体混在で議論紛糾=意見の4割「統一を」−新常用漢字めぐり・文化審(時事通信) 「常用漢字」の新名称検討 文化審・小委で議論(共同通信) 「常用漢字」改め「基本漢字」? 文化審漢字小委…

第35回漢字小委員会、議論の焦点は許容字体の示し方

本日、午前10時より第35回漢字小委員会が文科省東館庁舎内の会議室で開催されました。この日の議論は資料2「意見募集で寄せられた字体にかかわる意見の一覧」、及び資料3「「新常用漢字表(仮称)」の名称について」に沿っておこなわれましたが、2時間のうち…

第34回漢字小委員会が開催される

7月17日、第34回漢字小委員会がふだん2時間の審議を1時間増やして、午後2時から5時まで開催されました。なお、配布資料は小熊さんのページから入手してください。

JIS X 0213は改正しないと新常用漢字表に対応できない?

書いておかないと忘れそうなのでメモ。 前日のエントリに対するUnicodeさん、mashabowさんのご指摘について調べるうちに、ハタと気づいたこと。

追加字種と部分字体が衝突する現行の常用漢字

新常用漢字表で追加される191字について、よく字体の不統一などと言いますが、さて、どの字がどのくらい不統一になるのか、今まで調べていませんでした。そこで追加191字のなかから、現行の常用漢字と部分字体が衝突する字を探して一覧表を作ってみることに…

とっても残念――NHKクローズアップ現代

さきほど放映が終わったところですが、すぐ出かけなければならないので手短に。とても期待していたのですが、一言でいって非常に残念な出来だったと思います。見ている最中に奥さんが話しかけてきたので、きちんと見ていないところもあるのですが、もしかし…

大正15年の漢語整理案に障碍→障害の言い換えがあった

ある方からのお知らせで、「 障碍→障害」の言い換えが、戦前の臨時国語審議会による「漢語整理案」にあることを知りました。これについて調べてみました。

来週火曜日に漢字小委員会が開催

さきほど告知されたようです。 第33回文化審議会国語分科会漢字小委員会の開催について(御案内) 6月2日(火曜)、午前10〜12時まで、場所は文部科学省東館16階特別会議室です。 次回の課題は、4月配布の「漢字小委員会における当面の検討スケジュール(案…

国語施策における漢字表の存在意義について

おそらく、この指摘に関する議論が、もっとも深い広がりが期待できるように感じています。まずnazokouさんのコメントから引用してみましょう。 地方自治体の交ぜ書き採用で「障がい者のための『障害者手帳』」のような文章すら見受けられる状態の方が好まし…

「しょうがい/しょうがいしゃ」の表記について

まずは「しょうがい/しょうがいしゃ」に関して。これは「碍」という漢字を新常用漢字表に入れるべきかどうかという議論でもあります。これについて、nazokouさんのポイントと思われるのは以下の部分。 医学用語の「障害」と仏教用語の「障碍」は元々、別物…

先日のエントリでの議論について

5月14日のエントリ「「障害」と「障碍」について(追記あり)」ではたくさんのコメントが寄せられ、活発な議論が展開されました。ブログをつづけてきた甲斐があったというべきで、あらためて皆さんにお礼を申し上げたいと思います。いくぶん議論が錯綜してき…

「障害」と「障碍」について(追記あり) 

ちょっと心配していたのですが、夜が明けたら「やっぱりね」という感じ。前日のエントリですこしふれた「碍」の字についてです。 「鷹」「碍」など追加して…新常用漢字試案へ一般意見(朝日新聞)