新常用漢字表

第32回漢字小委員会速報

本日、午前10時より文科省講堂にて第32回漢字小委員会が開催、いよいよパブリックコメントで寄せられた意見の検討作業が始まりました。この日の議題は前回のエントリでも書いたように、試案のうち「基本的な考え方」と「字種」を審査することになっています…

5月13日に第32回漢字小委員会が開催

かねての予告どおり、来週13日(水曜)午前10時より第32回漢字小委員会が開かれる旨告示されました。 第32回文化審議会国語分科会漢字小委員会の開催について(御案内) なお、前回配布の資料6「漢字小委員会における当面のスケジュール」によれば、次回の議…

一部委員を入れ替えた新委員会が発足、9月には最終案取りまとめへ

本日、4月28日に第31回漢字小委員会が開催されました。例年4月には一部メンバーを入れ替え、新たに主査と副主査を選出し直すのが習いです。今期のメンバーは以下のとおり。

4月28日に第31回漢字小委員会が開催

開催の案内がでています。 第31回文化審議会国語分科会漢字小委員会の開催について(御案内) 風の噂によるとパブリックコメントに寄せられた意見の数は、以前の敬語の際を下回り50通程度であったとか*1。 新たな漢字小委員会は、これらの意見を検討し最終答…

新常用漢字表試案への意見

16日にメールで意見を送りました。 読みやすいよう、はてな記法で装飾した以外、そのまま以下に掲載します。

試案にたいする意見

16日に迫った「「新常用漢字表(仮称)」に関する試案」に対する意見募集の締め切りですが、皆さんぼちぼち送り始めたようでネット上に公開されています。 安岡孝一さん /「新常用漢字表試案への意見」(PDF) 小池和夫さん /「新常用漢字表試案」への疑問

INTERNET Watchに寄稿しました

さきほど掲載されたようです。 “情報化時代”に追いつけるか? 審議が進む「新常用漢字表(仮)」「新常用漢字表(仮称)」のパブコメ募集が始まった 今回は1回だけで試案の骨子を3つに絞って説明しています。ご笑覧ください。

ロケットでもミサイルでもなく――再び、なぜ「飛翔体」なのか

以下に掲げるのは、常用漢字表の前言だ。 1 この表は,法令,公用文書,新聞,雑誌,放送など,一般の社会生活において,現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安を示すものである。 2 この表は,科学,技術,芸術その他の各種専門分野や個々人の表記に…

 なぜ「飛行体」でなく「飛翔体」なのか?

確認しておきたいが、〈一般の社会生活において,現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安〉を示したのは日本国政府だ。寡聞にして国民の中から澎湃として「漢字の混乱が極まっているので標準を示してくれ」との声が沸き上がった、などという話は聞いたこ…

日本新聞協会が《「『新常用漢字表(仮称)』に関する試案」への意見》を提出

小熊さんからお知らせいただきました。折りからパブリックレビューが募集されている「新常用漢字表(仮)」ですが、3月24日に日本新聞協会が意見書を公開しています。 「『新常用漢字表(仮称)』に関する試案」への意見(PDF / 159KB) 内容としては一部の…

パブリック・レビューが開始されました

公告ページ(文化庁) 「「新常用漢字表(仮称)」に関する試案」に対する意見募集の実施について 資料入手先 意見募集中案件詳細 参考 新常用漢字表(仮称)試案の意見募集開始(yasuokaの日記) 意見の締切は4月16日です。

国語分科会で『「新常用漢字表(仮称)」に関する試案(案)』が承認

去る1月27日、文部科学省にて第40回国語分科会総会が開催され、『「新常用漢字表(仮称)」に関する試案(案)』が提出された。審議ではいくつかのケアレスミスが指摘されたものの特に大きな議論はなく、指摘された点の修正内容は主査に一任することとして、…

試案における最大の問題点は「頰、塡、剝、𠮟」

安岡さんの日記でも触れられていますね。 「「口へんに七」と「口へんに匕」」 この問題については同じく安岡さんの日記「(新)常用漢字と携帯電話」へのコメントでも書いたことがあります。これについて詳しく書きたいところですが、今ちょっと時間がない…

「「新常用漢字表(仮称)」に関する試案(案)」の公表

すでに報道されていますが、16日に第30回漢字小委員会が開催され、ここで「「新常用漢字表(仮称)」に関する試案(案)」が発表されました。

漢字小委員会、追加案を承認、備考欄には三部首許容を注記

本日開催された第29回漢字小委員会で、常用漢字表の追加字種案が提案通りに承認された。これは191字を追加し、印刷標準字体を基本とするもの。ただし、「曽、麺、痩」の3字について印刷標準字体ではなく簡易慣用字体で示す。ここまでは前回の提案通り。この…

落とし所は三部首許容?

12月16日に第29回漢字小委員会が開催されます。年内開催はここまで。「国語分科会及び漢字小委員会の開催日について」に明らかなように、国語分科会は来年1月27日に開催され、この時に試案(中間答申)を出さなければなりません。となると、残された審議は次…

第28回漢字小委員会\詳報その2

お待たせしてすみませんでした、昨日のつづきです。 金武委員の発言が重いのは、彼が日本新聞協会という、教育界と並んで大きな影響力をもつ組織から出ているからです。彼の発言の趣旨は、資料2『追加字種・字体」についての基本的な考え方(案〕』(以下、…

第28回漢字小委員会\詳報その1

昨日につづいて、詳報をお伝えしようと思います。以下、傍聴ノートにもとづき再現しますが、いつものようにこれは省略の多い走り書きです。正確には後日公開される議事録をご参照ください。25日のエントリでは、氏原主任国語調査官による「配布資料の説明」…

第28回漢字小委員会の結論は「大筋として、いわゆる康煕字典体で示す」

25日のエントリのつづきです。まず結論から書くと、この回の最も大きなトピックは、標記の通り常用漢字表に追加する文字の字体は、大筋としていわゆる康煕字典体とすることが了承された、ということです。

「曽、麺、痩」の3字のみを略字体とする妥協案を提示

11月25日午前10時より第28回漢字小委員会が開催され、前回に引き続き常用漢字表に追加予定の191字を、どのような字体で示すかが審議された。今月11日に開かれた前回では、表外漢字字体表で示された印刷標準字体(いわゆる康煕字典体)とするか、それとも従来…

第27回漢字小委員会詳報

この日の議事は、前回における音訓の討議で出された諸問題を協議する前半と、字体を討議する後半に分けて行われた。ここでは後半の議論を詳報する。なお、これはあくまで速報を目的とした当日のノートによる再現であり、一部を省略したことにより不正確な表…

いわゆる康煕字典体とする案が提示、討議は平行線のまま(速報)

本日午後2時より開催された第27回漢字小委員会で、常用漢字表に追加する191字種の字体について、表外漢字字体表(2000年答申)で示されてきた、いわゆる康煕字典体を採用する案が提示された。ただしこの日の討議は賛成と反対が鋭く対立する結果となった。主…

INTERNET Watchの連載、第5回まで配信

いささか旧聞に属しますが、先週の金曜日に第3部第5回が配信され、これにて3回にわけて掲載されるうちの1回分が無事に配信されました。つぎは1週おいて11月10日からはじまる週のどこかで6〜9回が配信される予定です。

漢字小委員会、字体に関するヒアリングは非公開

文化庁国語課にメールで問い合わせたところによると、本日開催の「漢字小委員会・懇談会 字体に関するヒアリング」は非公開とのこと。備忘のため事実のみ書いておきます。

INTERNET Watchの連載、第3部を開始

さきほど担当者から原稿を掲載したとの連絡がありました。 第3部 印刷文字から符号化文字へ/第1回 現代日本の「ゴルディアスの結び目」をほどくのは? 原稿はすでに総て渡してあります。第3部は全部で11回というロングランになります。予定では、1〜5回を10…

漢字小委員会懇談会の講師が判明(速報)

次回、10月27日(月曜日)に開催される漢字小委員会では、懇談会として字体問題に焦点をあてたヒアリングを開催する予定。本日開催された第26回漢字小委員会の終了後、氏原主任国語調査官にお聞きしたところ、その講師名が判明した。マイクロソフト最高技術…

第25回漢字小委員会の審議資料が公開

このところ原稿書きが正念場、というよりケツカッチンだったので、すっかりご無沙汰でした。ようやく一段落しそうなので、そろそろ復活したいと思います。で、一般傍聴者を閉め出して行われた9月22日の第25回漢字小委員会ですが、その審議資料が公開されてま…

第2部第5回が公開

INTERNET Watchの連載の新しい原稿が、本日公開されたようです。 なぜUnicode正規化は生まれたか このあたり、もう2ヵ月くらい前に書いていたので、今読むと懐かしいなあ。 ※追記書き忘れてました。今回の分は全部で6回分です。つまり来週の水曜日までつづく…

第2部第2回「常用漢字表の改定で発生する、漢字政策の玉突き現象」に対する訂正のお知らせ

標記の記事について、重大な間違いがふくまれていることが分かりました。編集部に以下のような訂正文を送りましたが、実際に訂正されるまでしばらく時間がかかることが考えられます。そこでこちらで一足先に公開することにします。

第39回国語分科会が開催、字種候補案が承認される

本日午後2時より霞ヶ関ビル33階にある東海大学校友会館で第39回国語分科会が開かれ、先日の漢字小委員会で配布された字種候補案が提出、何事もなく静かに承認されました。