INTERNET Watchの連載、第3部を開始

さきほど担当者から原稿を掲載したとの連絡がありました。


原稿はすでに総て渡してあります。第3部は全部で11回というロングランになります。予定では、1〜5回を10月27〜31日、6〜9回を11月10日の週のどこか、10・11回を11月25日の週のどこかで配信ということになっています。


本日配信の第1回は、これまでのおさらいですが、明日以降は「議員氏名の正確な表記」を取り上げ、これを約1,900年前の敦煌漢簡にまでさかのぼり、徹底的に分析することで、常用漢字表の改定に何が必要なのかを考えていきます。

第2部ではJIS文字コードから互換漢字へ、そしてUnicode正規化やRFC標準まで話が飛んで、いったいこの先どうやって風呂敷をたたむのか心配になった方もいるでしょうが、第3部の9回でこれらと「議員氏名の正確な表記」が接続し、さらに常用漢字表の改定に接続されます。

じつは第3部を書いていた当初、これらが接続できることは分かっていたのですが、どこがどのように「同じ」なのかどうしても見えてこず、非常に歯がゆい思いをしました。分かってみれば当たり前のことなのです。誰もがやっている身近な問題で、だからこそ常用漢字表の改定とくっつくのですが。

それにしても総選挙がしばらくなくてホッとしました。福田前総理が辞職した時は、題材にしている「議員氏名の正確な表記」がいつ書き換わってしまうのかと、勝手にハラハラしていました。

また、このページに掲載されている中の幾人かがニュースの題材になって、辞職でもされたら分析のやり直しだと勝手にハラハラしていました。できれば来月いっぱいは誰も辞職してほしくないものです。

そうそう、9月10日のエントリで芝野さん、安岡さんにご指摘いただいた第2部の訂正をしなければなりませんが、もうしばらくお待ち下さい。遅れていることをお詫びいたします。これについては大幅に書き直す予定です。