シンポジウム「メディアで歴史を分かりたい、あなたのための“特別番組”」

明日は茨城大学で開かれる以下のシンポジウムにいくつもり。


このシンポジウムは、学術的正確性と分かりやすく伝えることの兼ね合いのむずかしさを、去る2月2日NHKで放映された「大化の改新隠された真相――飛鳥発掘報告」のスタッフや学研「歴史群像」編集長を招いてディスカッションするというもの。折りからの「発掘!あるある大事典」捏造疑惑などにより、妙にタイムリーな時期の開催となりました。

文字コードという専門性の高い分野を守備範囲にしている者として、ここでテーマになっている兼ね合いの問題は無関心ではいられません。正確に書けば読者層を狭める、やさしく書けば正確さがスポイルされる。いったいどのポイントに着地させればよいのか。これはいつまでたっても正解がみつかりません。

ちょうど水戸は梅祭りの直前。梅見がてら勉強してこようと思います。

ちなみに茨城大学は甲骨文字の文献が不思議なほど揃っていることで夙に知られる大学ですが、この辺のことはいずれ改めてご報告したいと思います。