文字コード

日経BP、Vistaの文字セットについて特集サイト開設

日経BPが以下のようなサイトをオープンしております。 Windows Vistaの新文字セットが引き起こすトラブル数日前に掲載されたWindows Vistaの文字セット関連の記事に加え、以前の文字コード解説も掲載、文字コード全般に関する理解をうながす内容です。さらに…

Unicodeが役に立ったこと

5月3日のエントリUnicodeはなんの役に立つのか?は、このささやかなブログの中では最大のヒットになったようです。あちこちから思わぬトラックバックやコメントをいただいて、たいへん心強く思いました。しかし、どなたも技術からしかUnicodeを見ていないこ…

マイクロソフト・プレスセミナー報告の(下)を公開

ぶじ、昨日に引き続き公開することができました。 Windows Vista」におけるJIS X 0213:2004の実装をさぐる(下) 今回はWindows Vista搭載のMS明朝における字体の違いとかWindowsにおける日本語環境の歴史とか、マイクロソフト標準キャラクタセットのうち、J…

ひさびさに「ビット舟」を更新します

本当は3月に配信したままになっている原稿の続きを優先させないといけないんですが、編集部から「マイクロソフトがWindows Vistaのプレスセミナー開くから、速報を書きなさい」と。こんないつ書くんだか分からないヤクザな連載を捨てない編集部のおっしゃる…

改正JIS X 0213の追加10字と各国文字コードとの対応を調査

以下で公開しました。 文字コード関連の作成資料集 改正JIS X 0213に対応するWinows Vistaで問題になりそうなのが、例示字体変更168文字であることは確かなのですが、もう一つ、追加10字についても考えてみる必要があります。

Unicodeはなんの役に立つのか?

一昨日は駅前の喫茶店にて文字コードについてのインタビューをうけました。なんでも文字コードについて面白い読み物にしたいとのこと。X だとか02いくつだとか、訳の分からない数字やアルファベットが続くのに強い違和感を抱いている様子。うーん、いいなあ…

「JIS文字コードの文字数」を増補して公開

ひさしぶりの文字コードネタですな。以前から文字コード関連の作成資料集で公開していた標記資料を、大幅に増補して公開しました。よろしければご覧ください。

京都大学の東洋学セミナーへ

24日は朝5時にとび起き、寝ぼけ眼の子供を連れて新幹線に。京都大学の東洋学セミナーに参加するためです。この日が春休み初日の子供を、京都駅までお出迎えのお婆ちゃんにバトンタッチすると、単身京都大学の吉田キャンパスにむかいました。ちなみに子供は、…

ビット舟の反響

「XMLと文字」メーリングリストで、川俣さんがおもしろい指摘をしてくださっている。 XMLと文字 ぼくなどよりも、よくご存知のような(笑)。しかし、「下から読むとよく分かる」というのは、ある意味本当で、なぜならこの次々回で、もう一度1998年の統計デ…

ビット舟特別編31を配信

本日、ぶじに配信されたようです。 特別編31 JIS X 0213の改正を総括する(3) 「JIS X 0213の改正と「漢字を救え!」キャンペーン」 今回と次の回で、1998年に日本文藝家協会が開催した文字コード問題を考えるシンポジウムを分析します。感想などお聞かせく…

PAGE2006におけるプレゼンテーションの、ちょっとした言い訳

ついでと言ってはナニだが、PAGE2006で僕がしたプレゼンテーションについて、ちょっとエクスキューズしておきたい。

例示字体の恣意的あるいは便宜的なものであること

ある人が「山本さんのコメント、むずかしくて分かりづらい」と言っていた。なるほど、山本さんは突き詰めて考える質の人だから、万人向けとは言いづらいかもしれない。僕が理解している範囲で、文字コード規格における例示字体が、どうして恣意的で便宜的な…

例示字体の規範性について

山本太郎さんが、昨日のエントリーに対して2度にわたってコメントをしてくださっている。山本さんも僕もJIS X 0213改正において、例示字体が変更されたことにこだわっている。なぜか? これについて、山本さんのコメントを補足する形で説明しておきたい。

1996〜1998年に何がおきたのか?

ただ今、1996年から1998年にかけて、パソコンとかインターネットはどのように受け容れられていたのかを調べております。 まず、冒頭のグラフを見ていただきましょう。これは1987年から2005年までのパソコンとワープロ専用機の普及率。出典は内閣府経済社会総…

ご指摘により前日公開のリストを改訂

1月13日付の記事にある、えむけいさんのコメントをうけて、大幅に書き直しました。中には印の付け間違いなど大きなミスもありました。すでに入手された方は、申し訳ないですが下記より再度ダウンロードして改訂版に置き換えてください。ミスが多くてすみませ…

83JISで例示字体を変更されたうち、包摂の範囲とされた文字のリストを公開

自分でいうのはナニですが力作です。今まで煩雑に過ぎて、だれもやらなかったリストと言えるのではないでしょうか。 いつものように78JIS、83JISの例示字体そのものを併置しています。2004年改正との関係、常用漢字・人名漢字との関係も分かるようにしました…

ビット舟の新稿を公開

連載再開後、ようやく2回目です。 JIS X 0213の改正を総括する(2)JISが例示字体を変更せざるを得なかった、本当の理由 問題は、第3回目ですね。うーん、来週公開できるかなあ……。がんばろっと。なお、註1で先送りした「83JISで例示字体変更をしたうち、包…

83JISで入れ替えられた文字のリスト訂正版、および互換規準29文字リストを公開

昨年12月21日に公開した83JISで入れ替えられた文字のリストに誤りを見つけた。区点80-55の83JIS例示字体が誤っていた。取り急ぎ訂正版を作成、公開した。

たくさんのコメント、ありがとうございます

30日に書き込んだ後、コミケやら大掃除、寝正月などのイベントをこなしてネットにもどったら、おやびっくり。こんなにコメントが寄せられているとは!

「BASIC80を漢字化した経理専用マシン」のこと

引き続き、古川証言の後付をやっております。古川さんの2つめのコメントに、漢字の使える経理専用マシンのことが出てくる。

シフトJISを発明したのは誰か?(2)

まったく年の瀬も押し迫ったというのに、こんなに面白い話題が出てくると他のことが手につかなくなっちゃう。というわけで、ここでちょっと落ち着いて古川さんの証言を検討してみたいと思う。

シフトJISを発明したのは誰か?

今はマイクロソフトを退社された古川享さんが、精力的にブログを更新しておられる。あるコメントに僕が「古川さんはシフトJISの発祥についてごぞんじありませんか」と質問を書いたところ、ありがたいことに詳細なご返答をいただいた。

キャラクターセットの情報交換からグリフセットの情報交換へ

Googleでいろいろ検索しているうちに、以下のような文章に巡り会いました。漢字文化圏における文字コードの過去・現在・未来この文章、JIS文字コードだけでなく、中国、韓国その他漢字使用国の文字コードの歴史を概観し、論点を整理、次のトレンドまで展望す…

ぶじに掲載されましたね

よかったよかった。 JIS X 0213の改正を総括する(1)改正を繰り返した挙げ句、78JISの字体に戻ってしまったJIS文字コード よろしければ、感想などお聞かせください。さて、ふんどしを締め直して次回に向けて、がんばるぞ!

PAGE2006のセッション事前打ち合わせ

今日、JAGATに行って、PAGE2006でやるセッション「日本語文字セットとフォントの新しい環境」の事前打ち合わせを、スピーカーの阿南さん、山本さんとしてきた。その席で配布した僕のレジュメ(なのかな?)を以下に公開。 これでも分かるとおり、僕は2004年…

26日にビット舟の新稿を公開!

前に原稿を公開したのが去年の12月ですから、思わず遠い目になりますね……。なんとか来週月曜日に新しい原稿を公開できそうです。このあたりをチェックしてください。 小形克宏の「文字の海、ビットの舟」

JIS文字コード規格の収録文字数

またまた世の中の多くの人には役に立たない資料を勝手に公開。 文字コード関連の作成資料集でもきっと世の中の30人くらいには(前回から減ってますが……)喜んでもらえるのではないかと。

PAGE2006でモデレータをやります

鬼が笑いそうだけど、来年の2月3日、日本印刷技術協会(JAGAT)主催のカンファレンス『PAGE2006』で、文字コードをテーマにしたセッションを受け持つことになった。 日本語文字セットとフォントの新しい環境 企業向けのイベントで参加費も高いから、誰でもど…

作成資料を公開

連載の原稿を書くため、基礎的な資料として作成したものを公開してみた。 文字コード関連の作成資料集 ごく一般的には何の役にも立たない。でも50人くらいにはきっと喜んでもらえるのではないだろうか。間違いのご指摘など、ぜひ期待したい。