たくさんのコメント、ありがとうございます

30日に書き込んだ後、コミケやら大掃除、寝正月などのイベントをこなしてネットにもどったら、おやびっくり。こんなにコメントが寄せられているとは!



下川さん、XML MLの通りすがりさん、安岡さん、それに古川さん、ありがたいアドバイス、ご教示、どうもありがとうございます。とくに古川さんのものは、「事実の探求のためには何でもお手伝いいたしましょう!!!」というありがたいお言葉とともに、自分としては新たな宿題を与えられたように感じています。


もしも山下さんご自身のコメントを得られれば、これ以上のことはありませんし、それは多くの人にとっても貴重なものとなるように思います。こういう時に思い出すのは、アンディ・ハーツフェルドが行った『レボリューション・イン・ザ・バレー』という本の執筆方法ですね。

レボリューション・イン・ザ・バレー ―開発者が語るMacintosh誕生の舞台裏


有名な本だから知っている人も多いと思うけど、ハーツフェルドはMacintoshの開発プロジェクトを、なるべく正確に再現するために『Folklore』というサイトを開設、そこでかつての仲間達に投稿を募ったんですね。ハーツフェルドは開発の中心にいた一人なのに、自分だけの記憶に頼ることの限界をよくわきまえていたのだと思います。


その意味で、古川さんがブログに取り組んでおられるのは、とても意味のあることだと思います。できることなら一人でも多くの人が、自分のされた仕事を書きたいように書いておくのが一番だと思います。複数の人物が発言すれば、行き違いもおのずから明らかになっていきます。それで行き届かなくとも、黙っていても誰かが検証しますよ(僕とかね)。


でも、そういう作業は後で考えればいいので、まず歴史の現場に立ち会った人は、その感触を忘れないうちに、多少の記憶違いなど気にせずに、どんどん発言されるのが、後世のためには一番いいのではないでしょうか。なんといっても、後世に残るモノ作りに携わった人の話には、聞く者をわくわくさせる躍動感があります。それは現場に立ち会った人の特権で、僕などには求めても得られないものなんですね。


一連の皆さまのコメントを読んで、僕はそんなことを思いました。