デザイン

デザインの主役はゴナU

また『みつえ日記』のデザイン話をしたいと思う。しかし、売れているのかな。心配だなあ。皆さん、よろしくお願いいたします。11月15日の項でも書いたけど、この本のデザイン・テーマは「文字をいかに見せるか」というものだった。つまり『みつえ日記』とい…

紙と色を決めよう

前回はデザインのおおまかな骨格が固まり、著者、版元へのプレゼンが終わったところまでだった。これが7月の時点。 当初、版元から言われていた日程は、カバーのイラスト発注が9月いっぱい(ラフなデザインがここで完成)、カバー入稿が10月中旬、そして発売…

ちょっとしたギミック

毎度へたくそなラフで申し訳ないが、右を見てほしい。これは7月、版元の編集者にデザインを説明した際に描いたもの。 ちょっと説明すると、上のは15日の項で示したラフと基本的に変わらない。つまりA5版の3分の2サイズの帯がかかっており、そこには大きく吹…

吹き出しを浮き上がらせる

すまん、ギミックの前にもう一つ大切な要素があった。それは、吹き出し部分をエンボスにすることだ。 メタな要素としての話はともかく、実体としての吹き出しを考えると(ま、一種のお遊びですが)、これは登場人物から発せられた「気」がガス状に凝固した物…

このデザインの肝は、文字と吹き出し

11月10日の項で「この本で私が最初に考えたデザインの ”肝“ は文字ということになる」と書いた。じつはこれは半分しか言っていない。 それはともかく、通常ブックデザインはタイトルから出発することが多い。じつのところ、いくら内容が良い本でも、タイトル…

著作権者がブックデザインをする意味

こうしてみると、この本においてデザイナーである私が立っている場所は、ずいぶんとお気楽な地点であり、まったくいい気なもんだね、うらやましいよ、そのようにあなたは思われるだろうか。でも違うのだ。原稿書きに行き詰まったというだけでデザインは始め…

私がブックデザインをする意味

上は個人的な事情だ。それ以外にもう一つ、この本には個人的な事情があった。妻と私は共同で会社を設立しており、会社は妻から財産権としての著作権を買い取っている。つまりマンガを描いたわけでも何でもないのに、私はこの本の著作権者なのだ(ま、連載の…

なぜブックデザインをするのか?

この単行本のデザインをすることになったのは4月くらいではないかと思う。当時(いや、今もだけれど)私は相当煮詰まっていた。ずっと続けている文字コードの連載は、原稿を書き続けているにも関わらず新しい原稿を配信できない。この状況は今も続いていて、…

こんな仕事をやりました

うちの奥さんが約1年ぶりに出す新刊のブックデザインをやった。 みつえ日記――女子 (秘) パソコン事情 青木光恵著 朝日ソノラマ刊 11月末発売予定 (現在版元のウェブに予告が出てないんですが、大丈夫なんでしょうか?) 1994年頃、しばらく遠ざかっていたM…