ショック! ISO/IEC 10646の規格票がフリー・ダウンロード
なんの気なしに「漢字データベースプロジェクト」を見ていたら、以下の記述が。
2006年現在、ISO/IEC 10646:2003、ISO/IEC 10646:2003/Amd 1:2005、ISO/IEC 10646:2003/Amd2:2006は一般にPDFで公開されています。
うそ! だって俺、ものすごい決心して、わざわざ赤坂の日本規格協会まで行ってあれのCD-ROM版を買ったんですよ! たしか18,000円くらいとられた覚えが……。
驚いてそこで示されている以下のurlへ行ったら、……あーあ、本当だ。無料でダウンロードできるよ。
でも、もしかしたらUnicodeやJISのように印刷できない制限付きじゃないかなあ……などと思って実際にダウンロードしたら、ひえ〜、買ったのと全く同一、印刷どころかテキストのコピーだって、しおりだって作れちゃう。とほほ。
まあ良い時代になりましたよね、かつては20,000円出してお釣りをもらうような値段だったものが、今やダウンロードし放題なんですから。まだ規格票の現物をお読みでない方は、ぜひダウンロードしてください。英語が読めないなんて言っちゃいけませんよ、ああいうものは気合いです。じっと眺めていれば、やがて分かるんですから。第一、ISO/IEC 10646の九割方はえんえんと続く文字表なんで、英語がどうとかじゃありません。
ISO/IEC 10646がタダなら、ISO 646とか、ISO/IEC 8859-1とかは? とお聞きの貴兄は、以下のECMA(ヨーロッパ電子計算機工業会)のサイトへ。ここはかなり前から無料で公開していました。
蛇足ながらECMAの規格番号と、ISO/IECのものの対応は以下の通り。
- ISO 646……ECMA-6
- ISO/IEC 2022……ECMA-35
- ISO/IEC 8859-1-4……ECMA-113
ECMAとISO/IECの規格は違うのかって? すくなくともBrief Historyを読むかぎり同一です。それでも、どうしてもISO/IECのロゴが入ったのじゃなければ勘弁ならんという方は、ANSI(アメリカ規格協会)認定の標準案策定組織INCITS(Inter National Committee for Information Technology Standards)のオンラインショップへ。もちろんこれは有料。Searchの窓に欲しい規格番号を入力してください。でもそういうヘンタイは俺くらいか……。