ベルギービールのバー『FRIGO』

ogwata2006-04-16


もともとビールは好きで、たまに地方へ行くとつい地ビールを試しちゃう方なんですが、ベルギーとかドイツとかアチラのものは未体験。数年前に高田馬場のフォント屋さん方面ではずいぶん盛り上がっていたように仄聞しましたが、ぼくは名のみ聞くだけで縁がありませんでした。

でも、世界にいろんなビールがあるなら飲んでみなきゃ損でしょう。というわけで『FRIGO』というお店に行ってみました。


JR新宿駅南口からゆるゆると坂を下って甲州街道を初台方面に北上、5分ちょっと歩くと左手に看板が見えてきます。そのビルの地下1階。入るとすぐに大きな冷蔵庫(写真)があって、客はここから好みのビールを自分で取りだして、そばのレジに行ってお金を払うシステム。

ベルギービールって面白いですね! こんなビールがあったんだって感じ。いや、知っている人には、なにを今更でしょうけど、初心者はびっくりですよ。

日本やドイツのビールが麦とホップだけで作るのに対して、ベルギービールは他に果物の皮などを入れ、糖度を上げることでアルコール度数をアップするのだそうです(もちろん色々な種類があって、これだけではないのですがね)。

だから今まで呑み慣れたポンニチのビールとは違い、すごくコクがあって、つい呑みすぎて帰り道が怪しくなっちゃうからご用心。12度なんていう強者もありましたよ。『ロッシュホール10』というのですが、これなどビールというよりむしろズブロッカに近い印象。つまりドイツの人よりもベルギーの人の方が呑兵衛、ということなのかな?

お店の人によれば、こうした添加物により日本の税法におけるビールには入らず、発泡酒になるものも多いとか。ここで「じゃあ税金安くなりますね」とうまく合わせたつもりだったけど、相手は「ハハハハハハ」と笑いながらも目は宙を泳いでました。悪いこと聞いちゃったかな。まあたしかに、このお店はちょっと高め。330mlの小瓶で、だいたい1,100〜1,300円というところ。勢いよくバカスカ呑める値段ではないですね。いや、結局呑んじゃいましたけどね。

とにかく沢山の種類があるけど、胃袋には限界というものがあり(お財布にも)、試したいだけは試せませんでした。ううむ残念。今度は大勢で来て、わいわい騒ぎながらみんなで試すと面白いかな。お店の近くには京王線の出口もあって、アクセスもよろしいのではないでしょうか。この春、晴れて横須賀から初台に栄転(?)された某氏、呑んだくれるならこの店ですぜ!