弁慶橋ボート場の看板

うーむ、味わい深い



今日、たまたま前を通った、ホテルニューオータニに行く途中にある看板。



たぶん明朝体をお手本に自分で書いたけど、音引きを書き忘れちゃったんでしょうね。「ボト場」(笑)。後で気がついて、むりくり隙間に入れ込んじゃった。


ヘタクソながら「弁」から「ト」まではそれなりに力が入っているのに、最後の「場」だけミョーに脱力して、おまけに間違った字になっちゃっているのは、「ト」を書いたところで音引きを忘れたことに気がつき、もうヤケになったからと見た。


だけど、「ト」は力が入りすぎだよね、あまりにも。第一画の位置を間違えて書いちゃって、それをフォローしようと二画目を長く伸ばしたのかな。「ボ」の濁点も同じ伝で、第一画の位置をあまりに上に書きすぎて、仕方ないからえらく狭いところに押し込むことになっちゃった。てことは、お手本は横書き、プリントアウトだったんでしょうな。


たぶんこれを書いた方は、ヒジョーに向こう見ず、短気な性格の人なんじゃないでしょーか。あと、気持ちいいくらい瑣事に拘らない人。だって曲がりなりにも表通りに出した店の看板ですよ、これ。しかもお隣さんは一流ホテルだっつーの。


うーむ、書は人なり。味わい深いなぁ。