MiAU勉強会の反省

前回のエントリでご案内した第4回 MIAU勉強会ですが、ぶじに終了。その画面資料ですが下記にて公開します。


以前にも書きましたが、自分の仕事については誉めてくれるより批判的な意見の方がより参考になります。参加者のご意見で最後に発言してくださった方が、文字コードの話の部分と新常用漢字表(仮)の部分とで違和感があるという趣旨の指摘をしてくださいましたが、あらためて画面を見直すと、たしかにそうだなあと。

会場では別の部分でお答えしたのですが、振り返ってみればもっと違う言いようがあった。わざわざ来てくださった直井さんも、後半が飛躍しすぎといっていたけど、おそらく同趣旨のことではないか。

この発表を考えていた際、ずっと思っていたことは、「一部のRFCXMLで規定されている互換漢字の置き換え処理/使用禁止と、常用漢字表の考え方の間には共通点があるように思えるが、それをどう伝えたらよいか」ということでした。改めて考えれば、ぼくは常用漢字表での「広場の言葉」という言葉を自分なりに論じようとしていたのですが、それがまだ生煮えだったのですね。

参加者の皆さんには力不足をお詫びする所以ですが、それでも話したことでそれが明確になったわけで、ぼくにとっては大きな前進。そうした指摘があったからこそ、こう話せばよかったと分かった。次のチャンスには挽回します。

しかしまあ、こうした講演だけでなく原稿もふくめて、終わった仕事で満足できるものなど一つもない。ぼくだけではないでしょうが、いつだって最高傑作は次回作。その意味で、今のぼくの最高傑作は絵文字の原稿。なんたってまだ完結してませんから。

それでも終わればどうせ不満になる。そう考えると未完のままが一番のような気すらしますが、もちろんそれは許されない。もうじき5回目をお目にかけられると思います。

話は変わりますが、「MiAU」は「ミャウ」と発音するのですね。知らなかった。音の方が先にあったのだとか。ふうん。