RSS

ぼくにとってRSSとは「更新が多いサイトを簡単にチェックできるもの」という位置づけなので、メディアのサイトばかり購読してます。


asahi.com」とか「MSN-Mainichi INTERACTIVE」は定番でしょうが、毎日まったく飽きずに愛読しているのが下記のRSS

ここの美点は配信数の多さで、えらい気合いの入りようですよ。しかも早い! 呑気に朝刊に載ったような記事を夕方前に出している朝日は、爪の垢でも飲んでいただきたいもの。

べつに北海道生まれでもないぼくが、なぜ北海道新聞をチェックして喜んでいるかというと、配信の多さもさりながら、結局共同通信がなにを報じているかが分かるのが面白いんですね。

共同通信は各新聞社やNHKが資本を出して設立されたという経緯があります。だから基本的に自分自身では報道をしないので、なかなか彼等の活動が見えない。当然ながら彼等自身のサイトでRSSを配信するなど、まず出ない話でしょう。ところが北海道新聞RSSの本数がやけに多いことにより、結果としてここに配信された共同通信の記事を読むことができるわけです*1

もちろん北海道新聞のサイトの記事に、共同通信からの配信が明記されているわけではないです。でもまあ北海道以外の記事はほとんどそうなのではないか。朝日や毎日のRSSとの差分及び交わりから北海道ローカルの記事を除いたものは、おおむね共同の記事と思って読んでます。これでもかなりの本数がある。

朝日・毎日のRSSと読み比べていくと、全国に支局を持つような大新聞でも意外に共同通信の記事が多いことに気づかされます。また「共同発」など出所明示されているのはごく一部であることも。

読み続けていくことで思わぬ余得が二つ。まず北海道新聞オリジナルと共同通信の記事が、読んだそばから判別できるようになる。神経の張りつめ方が全然違いますからね。この雰囲気は大新聞と共通したもので、やっぱり記者の住む環境は書くものに強く影響しますな。東京の記者はストレスをエンジンに記事を書いているようにも思えますよ*2。それから北海道の街情報に妙に詳しくなっちゃう。日本ハムファイターズコンサドーレ札幌の動向もね(笑)。

ついでながら、その他地方紙でRSS配信をしているサイトを挙げておきます。

*1:本当は採用されないようなB級ニュースが一番面白いというのは、かつて共同通信の専用配信ファクスを持つ某編集部にいたから知っていること。

*2:うーむ、してみると俺は北海道新聞東京支局の記事は共同の記事として読んでいるのかも。