第11回漢字小委員会

24日は第11回漢字小委員会でした。

前回、前々回と固有名詞の扱いを討議していて、とくに前回など「あれ、都道府県名の表外字は当確なんだ」(あくまで、ぼくの感想ね)などと思ってしまうほど具体的な論議がつづいたのですが、今回はその揺り戻しでしょうか、一転して金武伸弥委員(日本新聞協会用語専門委員)、東倉洋一委員(国立情報学研究所副所長)の講話と質疑応答となりました。

ぼく自身は金武委員のお話が興味深かったです。新聞協会の用語施策の歴史をコンパクトにまとめてくれましたから。ここでの配布資料は非常に有益なものになるでしょう。

ただし委員の皆さんは、むしろ東倉委員の情報化社会と日本語という話に感銘を受けていたように見受けられました。まあ今更Googleやブログのインパクトとか言われてもねえ。そう思ったのはぼくだけではないようで、となりに座っていた某氏もここで健やかな寝息をたてていたと記憶します。

しかしそこはさすがというか、ぼくはここで初めてEPIC2004を教えていただきました。不勉強ですね。次回は11月20日、場所は未定です。


そういえば、小熊さんとはここ数回かならず漢字小委員会で会い、終わった後はお昼をご一緒しています。おそらく考えはかなり違うと思うのだけれど、どうしてか、この方には強い親近感を抱いている。どうしてだろう、そう思っていたら最近分かりました。まんレポでいうところの「お仲間」なんですね。用語が分からない人は、この項は読み飛ばしてください。ええ、米澤さんが亡くなったことは、やっぱり引きずってます。悔悟と言っていい。まあ仕方ありませんね。