ちょいと旅行へ

こんな石碑(?)がそこらじゅうに!?


先週の土曜日は子供の運動会。で、月曜日は振替休日。千載一遇のチャンスとばかりに、1泊で家族旅行に行ってきました。この大仏さまはその1ショットですが、さて、ここはどこでしょう?


これは岩手県盛岡市の郊外にある盛岡大仏です(よく見たら思い切り「盛岡」って書いてありますね)。ここに行こうと思って行ったわけでなく、通りすがりに私のレーダーがピピッと反応し、即座にハンドルを切って突入したんですが……あまりの景色に目眩がしました。

わりと最近ある篤志家が建立したもののようですが、筆跡が全部同じゆえ、おそらくご本人の筆になると思われる石碑が全山を覆ってるのでございます。西行の「願わくば花の下にて」や、宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」等々、古今の詩句だけならいいんですが、それを上回る自由律(?)がそこらじゅうに満ちている。まさに俺様碑林ですよ。

クレーンに乗った息子が自分そっくりだとか、夕焼けがきれいで死んだ母親にも見せたいとか、無風区といって安心してはならないとか(県会議員であるそうな)、雑草も踏まないのがやさしさだとか、心の赴くままを綴ってます。

書きためた詩作がある場合、普通の人は本にしたいと思うんでしょうが、この方は片端から石碑にしちゃった。考えてみればスケールはえらく違うけど、これも一種の自主出版なのですね。しかも写真では死角になって見えませんが、ご本人の金ピカ銅像まで建ってます。マンセー

ま、別にこういう物件ばかり見て回ったわけでなく、ごく普通の観光旅行をして回ったのですが、岩手って良いところですね。新鮮な海産物、良質な畜産品、美味しい水に、そこらじゅうにある温泉、もちろん風光明媚な景色。なにもはるばる北海道まで行かなくてもいいんですね。季節が良かったのかもしれませんが、とても気に入りました。また行きたいものです。前振りが強烈だったのであまり信じてくれないかもしれませが、本当にそう思いました。



「餌づけ」ですな。



「龍」の字が面白い。筆書きを写そうとしたのでしょうか「三」の一番下が斜めになっている。