■ - もじのなまえ

はて、一体どこまで話しただっけのう……。わしももう歳じゃで、忘れてしもうた……。なんてボケてる場合じゃない。ようやくiBook問題、（ほぼ）決着でございます（←「ほぼ」って!?）。本日、ようやく旧iBookご一行様、計43,000円也にて買い取りに旅立たれました。

前回の10月19日は、

新しいiBookに買い換えるぞ！
旧iBookは下取りに出す計画。見込み価格は47,000円あまり。
ところが下取りに出す直前に旧iBookが壊れた!!
それでも無理矢理査定に出したら、たった11,000円の下取り価格、トホホ……。
そうだ！　壊れる前日に落としたんだ、保険を使っちゃえばいい！
そこで急遽、下取りをキャンセル、保険を使うために修理に出すことにする
ところが頼んだ修理屋からは「ロジックボードリペアエクステンションプログラム」、つまりリコールに該当するから修理不能として返送されちゃった。

というところまでだった。以下もアウトラインだけで縮めて書いちゃおう。それでも長いんだ……。

アップルへリコールに出したところ、無事に該当品と認定、ロジックボードを交換されてもどってきた。
ところが、それ以外にHDDに不具合があり、これは他社製のためリコールとは別問題として、そのまま返送されてきた。
改めてアップルに電話したところ、HDDの取り付け部のピンに曲がりがあり、これが不具合の原因かもしれない。おそらくHDDの交換時の物ではないかと言う。
- 2002年に、より容量が大きいHDDに交換している。
- 交換に際しては、http://www.gssltd.co.jp/qg/qg.htmlに作業依頼した。
そこでクイックガレージに電話して、着払いで見てもらうことにする。
頃合いを見計らって電話すると、そんな曲がりはないという。
しまいには「アップルは時々嘘言うんだ」みたいなことまで言い始め、もう水掛け論。
- 現品が手元にないから、こっちも反論できない。かなり印象悪いぞ、クイックガレージのオヤジよ！
発想を転換して保険屋に電話し、事情を話した上で、ざっくばらんに保険は下りるかと聞くと、たしかに落としたなら大丈夫でしょうとの答え。
- これは保険をかけていたからこそできた発想で、もしも保険をかけていたなかったら、アップルとクイックガレージのどちらの言い分が正しいかを厳しく問うことになったはず。どちらかが嘘を言っているのだから。
- ちなみにアップルには嘘を言う理由はない。一方でクイックガレージは取り付け不良を疑われている訳で、嘘をつく理由はあるとだけ書いておく。
- 変な疑惑をもたれない顧客対応こそが求められるはずだが。
そこでクイックガレージで純正HDDに交換してもらうことにし、修理代金58,800円（高けー!!!）を保険金で充て、完動品にした上で、改めて下取りに出すことに方針変更。
- ただし、免責10,000円の契約なので、保険金は修理代からこの金額を引いた額。
- 仕方ない、免責分は下取りで出せるであろう事を祈ろう！
無事に修理完了。そこで当初査定をしてもらったhttp://www.orixrentec.co.jp/に電話、下取りを依頼する。
ところが、それはできないという。最初に申し込んだのはhttp://www.apple.com/jp/promo/trade/corp/index.htmlというものなのだが、これは一回キャンセルすると、再度申し込めない仕組みになっているとか。
今までのシナリオが危機一髪！　仮に保険金が下りたとしても10,000円は負担しないといけない訳で、なんとしてもこれをペイしなければ赤字だ。
- そもそも、本当に保険金が下りるのか？　という怖い疑問は、この際胸にしまうことにする。
鬼のようにインターネットを検索、買い取り業者をピックアップして見積もり依頼を出しまくる。

以下の見積をお願いいたします。
●台数
１台
●購入日
2001年5月
●装備
機種名: iBook /128MB /CTO(Dual USB)
G3(500MHｚ）、12インチLCD、HDD: 30GB、メモリ: 740MB、BTOにてCD-RW、
AirMacカード装着
マニュアル、添付CD-ROM
●最近の修理
10月5日、サードパーティー製512MB増設メモリ、不良のためショップにて新品と交換
10月20日、iBookロジックボードリペアエクステンションプログラムによりロジックボード交換
11月1日、ハードディスク不良のため、純正品と交換
以上の書類完備
●欠品
外箱
●現状
キー、トラックパッドにテカリ有り
液晶面にキーボード跡有り
全体に傷、汚れ有り
使用感有り

どうです？　正直な依頼でしょ？　ここで嘘言ってもはじまらないもん。
これに対しての返事。面白いから、これまたそのままペーストしちゃう。

××の○○と申します。
このたびは弊社Webサイトより
お問い合わせいただき、ありがとうございました。
お問い合わせの商品の買い取り金額は下記になります。
■ 機種名 = iBook /128MB /CTO/(Dual USB)
　　型番 = Z03K
　　10,000円
上記　買い取り価格有効期間は本日より1週間となります。

買い取り価格の御返答
　前略、この度は買取りのお問い合わせ誠に有り難うございました。
返答の方が遅くなりまして大変申し訳ございませんがこれからもよろしくお願いいたします。
11月8日の到着まで有効　　
●装備
機種名: iBook /128MB /CTO(Dual USB)
G3(500MHｚ）、12インチLCD、HDD: 30GB、メモリ: 740MB、BTOにてCD-RW、
AirMacカード装着
マニュアル、添付CD-ROM
外箱の欠品だけで、キズとか故障がない状態で￥８０００−
の買取り価格になります。（税込み価格）

10,000に、8,000円だと！！！！！！！！！！！
あと他に18,000円というところもあった。バカにしてやがる。
だって、たしかに外見は汚れているけど、ロジックボードとHDDと、それにメモリを新品に交換済みだぜ？
唯一、まともな値段を出してくれたのが秋葉館の秋葉館サポートセンター買取窓口。

お問い合わせ誠にありがとうございます。
早速ですがお問い合わせ頂いた物件を下記にてお見積もりさせて頂きました。
よろしくご検討をお願い致します。
査定機種：iBook G3/500/CD-RW
上限買い取り金額：￥37,000
メモリ512MB　￥2,000
AirMacカード　￥5,000
AirMac BaseStation　￥4,000
査定金額：￥48,000
お見積もり有効期限：２００４年１１月１３日到着まで有効
【査定方法】
買い取り上限金額より減額査定となります。お送りいただく前に同梱品の確認、清掃等をお願いします。また、発送される前にはご一報頂けると処理時間が短縮致します。ご連絡無き発送はお戻しさせて頂く場合がございますので予めご了承ください。

さすがはエキスパート。きちんと見るべきところを見ている。
ここに至っては文句などあるはずもない。早速iBookを梱包、発送する。
翌日、メールで査定の連絡。

秋葉館をご利用いただきましてありがとうございます。
お送りいただきましたiBook及び周辺機器の査定金額です。
iBook G3/500/CD-RW　￥32,000
（上限金額：￥37,000　汚れ・キズ　−￥5,000）
メモリ144-512MB　￥2,000
AirMacカード　￥5,000
AirMac BaseStation　￥4,000
査定金額合計：￥43,000
以上の金額でよろしければメールにてご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

まあ、オーナーとしてはBTOでCD-RWだよ〜、もう一声！　と言いたいけど、なにせ2001年の製品じゃ、高いことは言えない。
しかし、この秋葉館の価格と比べると、最初に頼んだhttps://cbw.orix.co.jp/trade/atrade.asp?param=3の値段は、まずまずの好条件だったことになる。逃した魚は大きい!!
ともあれ、こうして旧iBookは買い取り完了！
あとは保険金の手続きがこれからだが、まさかここで再び逆転なんかないだろうなあ……。