第41回漢字小委員会が開催(追記あり)

配付された資料は以下の通りです。

遅れて到着したため、ぼくは今日の議事のうち後半1時間ほどしか傍聴できませんでした。また申し訳ないのですが、本日多忙につき、すぐに詳しい議事の報告ができません。資料2「「改定常用漢字表」に関する試案(字種・音訓等)の修正(案)」にあるとおりに修正が了承されたとだけ書いておきます。

後ほど、時間があるようなら資料4「要望の多かった「玻・碍・鷹」の扱いについて」について追記できると思います。しかし資料3「常用漢字表に関する意識調査 速報値」に関しては傍聴していなかったので報告できません。もしよろしければ、議場にいた小熊さんから簡単にコメントしていただけるとうれしいのですが、いかがでしょう。

追記

なんて書いている端から追記してますが、少なくとも以下の記事は議事を正確に反映したものとは言えない。書いた記者は何回も議場で見かけているから素人ではないはずだが、これはむしろ誤報に近い。

なんとか時間をみつけて正確なことを書きたいが、とにかく資料4を読んでください。そうすれば、

 「碍」について、戦前は障害も障碍も「妨げ」の意味で使われていた。戦後、「碍」が当用漢字にも常用漢字にもならなかったため、障害という表記が定着。

などという刈り込みすぎた単純な話でないことは分かるはずです。この日の氏原主任国語調査官の説明では、「しかるべき機関がしかるべく結論を出し、社会的に「碍」を使った表記が望ましいということになれば、常用漢字表もこれを追加する」と明言していました。別に文化庁や漢字小委員会の肩を持つつもりはさらさらないが、なぜこれを書かない産経新聞