組版

1975年以降に出された15冊の組版規則書における行頭禁則の違い(追記あり)

行頭禁則の範囲には、規則ごとの考え方の違いがよく現れる。手元にある1975年以降に出された15冊の組版規則書で、どのように行頭禁則の範囲を規定しているのか、すこし詳しく調べてみた。

「シンポジウム電子書籍の組版を考える」の発表内容が公開

昨年8月に開催された文字の学校主催「シンポジウム 電子書籍の組版を考える」での発表全文が公開されています。電子書籍の御利益というと、真っ先に浮かぶのがリフロー表示ですが、リフローしても見やすい画面表示(組版)を確保するには、まずそのための組…

『「強い禁則」は主流か?』への回答と、その反論[追記あり]

先日公開したエントリ『「強い禁則」は主流か?――『日本語組版処理の要件』へのフィードバック』を W3C Japanese Layout Task Force に送ったところ、メンバーである小林敏さんから以下のような回答をいただきました。なお、回答は11月21日付です。

「強い禁則」は主流か?——『日本語組版処理の要件』へのフィードバック(追記あり)

概要 『日本語組版処理の要件』(以下、『要件』と略)では、3.1.7 行頭禁則において、その対象として小書きの仮名と長音記号を含めている。しかし、ある公立図書館に架蔵する近代小説を抽出調査したところ、そうした強い禁則を採用した書籍はごく少数に止ま…