Sigilでダブリンコアにもとづいたメタ情報を入力する(下)

4月30日のエントリのつづき。じつは、前のを書き終わった時点でメタデータの入力は終わっていた、というよりそう思っていた。しかし定め無きこの世で、確かなことなど一つもない。大きな問題発覚。
それは、今回の我々が発行しようという電子書籍が逐次刊行物、要するに雑誌の創刊第1号だということ。

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Sigilでダブリンコアにもとづいたメタ情報を入力する(上)

去年の第5回ワークショップ:文字―「現実」から見た改定常用漢字表―電子書籍にまとめるべく、去年の秋から延々と作業を続けてききました。それも最後、ようやく校正が終わり、さあパブリッシュ、と思ったらまだもう一つ壁があった。メタデータの入力。これがこんなに大変だなんて。
この問題、まだよく知られていないようだし、また自分でもうまくできたか自信がない。よって、ここに自分のやったことを簡単にまとめ、講評を乞う次第であります。

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INTERNET Watchに記事を書きました


以下から読めます。
絵文字を「符号」として処理する難しさ〜日本のモバイルウェブのカオスぶり -INTERNET Watch 絵文字を「符号」として処理する難しさ〜日本のモバイルウェブのカオスぶり -INTERNET Watch
絵文字を「語」として処理する難しさ〜定義通りとは限らない、絵文字の意味 -INTERNET Watch 絵文字を「語」として処理する難しさ〜定義通りとは限らない、絵文字の意味 -INTERNET Watch
絵文字を「語」として処理する難しさ〜「ビール」と「飲み会」見分ける技術 -INTERNET Watch 絵文字を「語」として処理する難しさ〜「ビール」と「飲み会」見分ける技術 -INTERNET Watch

言語には規範と記述の側面があるわけですが、昨年から今年春にかけてお手伝いした絵文字のUnicode収録は規範、そして今回の絵文字の意味検索は記述の方向からの仕事といえるでしょう。規格からは窺い知ることのできない、絵文字の摩訶不思議な実態を知ることができました。よろしければ読んでみてください。

「第5回ワークショップ:文字」開催のお知らせ

8月11日、東洋大学白山キャンパスにて以下のような催しがあります。

主催者は文字研究会。ぼくは企画責任者を務めさせていただきました。内容は以下の通りです。

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「常用漢字表改定に伴う学校教育上の対応に関する専門家会議」が始動

7月7日、文科省庁舎にて標記の会議が開催されました。既にいくつかの報道がなされています。

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答申後に変更された改定常用漢字表

ご無沙汰しています。ふと振り返れば、今月初めての更新ですか。改定常用漢字表の方はというと、5月19日の第44回国語分科会をへて、6月7日に開催された第51回文化審議会総会にて何事もなく承認、文部科学省の坂田事務次官(川端文科相代理)に手渡されました。

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2010年05月30日のツイート